アメリカでレーシック手術を受けてみた
私は11年ほど前にアメリカのサンディエゴでレーシック手術を受けました。当時、日本ではレーシック手術という言葉もあまり浸透しておらず、日本の知り合いで受けた人は誰もいない状況でした。両親には反対されましたが、それを振り切ってでも手術を受けて本当に良かったと思っています。
母親の遺伝なのか、中学にあがった頃から視力が落ちていきました。周りからは勉強のしすぎか?なんてからかわれることもありましたが、そんなこともなく、何もしなくても測るたびにおちていく視力に不安を抱いてました。高校生になると、メガネから解放され、コンタクトをつけることを親から許され使うようになったのですが、1年ほど経った頃からコンタクトを長時間つけると不快感を感じたり、目が赤くなったりで長くても10時間位しかつけることができなくなっていました。大学に入るとさらに目の不快感は悪化し、コンタクトをつけられる時間が減っていき、この先コンタクトを使い続けていけるのかとても不安でした。そんなある日、アメリカ留学していた私は、クラスメイトの一人がレーシック手術を受けて劇的に視力回復したということを知りました。レーシックなんてよくわからないけど、視力が良くなってほしいという一心で、そのクラスメイトに話を聞いてみると、なにやら思っているほど難しい手術ではなく、アメリカでは既にレーシックを受けている人結構いるということでした。それを聞いて、まず病院に話だけでも聞きに行こうと思い、友人から紹介された病院に早速行ってみました。正直、専門用語はよくわからなかったけど、大まかな手術の流れを確認し、またこれまでこの病院で失敗例はないということを聞き、すぐに手術を決めました。費用は当時のレートで日本円にすると両目で16万円ほどでした。
手術前の約1週間はコンタクトをつけてはならないので、メガネだけの生活でした。それ以外は特に何の制限もなく普通の生活を送っていました。
手術は、両目で恐らく10分程だったと思います。目が開いているように何かで固定され、点眼し続けられているところに赤い光(レーザーかと思われる)が見えました。痛みもなくあっという間に終わり、花粉症用メガネのような形のサングラスをつけさせられ、友人の車で家に帰りました。
手術当日と、翌日は家の中でもそのサングラスをつけてましたが、翌々日からは、外出する時だけサングラス着用となりました。サングラスを外した時に、視力が上がって世界が違って見えたのを今でも忘れられません。11年経った今は、当時より視力は落ちましたが、今でも裸眼で生活しています。あの時レーシック手術を受けて本当に良かったです。