サングラスをかけられるって実は特別なこと


高校生の頃からメガネをかけています。パソコンのやりすぎだったのでしょう、どんどん近視は進む一方。メガネをかけるのが嫌で、ずっと我慢してきたのですが、かけたらかけえたで、よく見えることが快感で、もう手放せなくなりました。しかしながらメガネには不便な点がたくさんあります。ことスポーツなど、動く時には邪魔に感じます。私の頭の骨格の問題もあるのでしょうが、どうもどのメガネをかけてもしっくりこないんです。メガネはズリ落ちますし、耳の後ろは痛くなります。メガネ屋さんに何度お願いしても、解決することはなく、安いメガネでも、高いメガネでもその不具合は改善できませんでした。

そこでコンタクトレンズを試し始めました。仕事をして稼ぐようになっていたので、がんばってお小遣いを捻りだして買ったのですが、私の目が小さいのか、元来臆病なのか、どうもコンタクトを目に入れるのが大変で苦労しました。毎朝30分格闘して目を真っ赤にして出勤する・・・、そんな生活が辛かったので、自然にメガネの使用に戻りました。コンタクトは結構お金もかかり、ケアも面倒でしたしね。

メガネで仕方がないか・・・と思っていたら、3年ほど前にレーシック手術のことを知りました。私が住んでいる群馬県でも行っている眼科があるということで、さっそく訊ねてみました。

先生は私の悩みを親身にきいてくれました。そして丁寧に瞳の状態を調べてくれました。

「これくらいの近視なら綺麗に治るよ」。

まるで夢のような言葉でした。そして「でも、オルソケラトロジーという方法もあるよ」と、教えてくれました。

オルソケラトロジーというのは、夜つけるコンタクトレンズということで、寝ている間に角膜に近視を矯正する形をつくり、起きている間はその形が保持されるので、裸眼の状態で見えるということでした。せっかくのすごい技術ですけれど、わたしはコンタクトをつけるのが苦手なのでお断りしました。

手術はレーザーを角膜、目の表面にあてて行うということでした。恐い半面、割と昔から確立されている安全な手術だということで、思い切って手術することにしました。幸い1カ月後に空きがあるということで、ラッキーでした。半年待ちとか・・・当たり前にあるようでしたので。

費用は両目で30万円でした。高いのか安いのかは分かりません。しかし、メガネを今後一生かけていくことを考えた時に、その金額は安いのではないかと思いました。

手術後、一番感動したのはサングラスがかけられること。みなさん感じるようですが、私もグレアと呼ばれる眩しさを感じました。そこで日中はサングラスをかけるようにしたのですが、メガネの頃には絶対にかけられなかったスポーツタイプのカッコいいサングラスが、裸眼でかけられる!これは感激でしたね。メガネはさんざん嫌な思い出がありますが、サングラスは大好きで、お店で気に入ったものがあれば買い足してしまい、今では結構なレパートリーとなっています。

2年以内に視力が落ちた場合には再手術を・・・という保証もありましたが、私の場合は特にそういう問題もなく、3年経ってもいい状態が保てています。

視力が中途半端に悪いとスポーツタイプのサングラスがかけられない

今回の体験者さんの気持ち、分かる!よく分かる!

スポーツタイプのサングラスって、俺の知っている範囲では「度」を入れることができないんだ。あまり湾曲させない普通のメガネタイプの色つきの眼鏡であれば可能らしいんだが、スポーツタイプのサングラスのように湾曲しているものは作るのが難しいらしいんだ。(どうやらスポーツタイプの度付きサングラスもできるらしいが、一般的ではないらしい)

なので、通常のメガネの上に被せるタイプのサングラスを使用する人がいる。ただこの場合、メガネを同時に2つかけるようになる。それ以外で眼鏡をかけている人は、コンタクトレンズでもしない限り、サングラスをかけることができない。

例えば、「日常生活は特に眼鏡がなくても問題ない。けど、車を運転するときには眼鏡をかける」と言った人の場合、運転中、眩しかったとしてもスポーツタイプのサングラスをかけることができないんだ。「日常生活は特に眼鏡がなくても問題ない。けど、スポーツするときには眼鏡をかける」と言った人も同じだな。

そういった人がサングラスを使用するにはコンタクトレンズをする必要があるわけだ。ただ、実はこれも問題があって、中にはコンタクトレンズの処方箋を出してくれない眼科医もいる。あなたには必要ないからと言うことでだ。俺の知り合いもそうなんだ。視力で言うと0.6。左右の視力が異なる乱視であり、普通に生活する分には何も問題はないが、車の運転をする時には眼鏡をかけている。特に夜、乱視のため、信号の光がパーっと広がって見えるようなんだ。また、電信柱か人影なのか判断が遅くなることがあるらしい。

そして、その人がスポーツタイプのサングラスが欲しいと思い、コンタクトレンズを作りたいと考えたわけだ。なので、処方箋を出してもらおうと眼科医に行ったそうだが、処方箋は出してもらえなかったそうだ。

こういったこともあり、サングラスって誰もが当たり前に使えるものじゃないんだ。当たり前に使えない人からすると、特別に思えてくるんだよな。こういったことが動機となって、レーシック手術に挑む人もいるだろうな。

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